オールシーズン最小限で着まわすためのボトムスとして、以下の5着を選びました。
- カーゴパンツ
- チノパン
- デニム
- クロップドパンツ
- ショートパンツ
今回はそれぞれのボトムスのメリットや着回し、選び方のポイントなどをざっくりと解説したいと思います!
カーゴパンツ
カーゴパンツとは貨物船の荷役作業員の間で使われるようになった作業用パンツのことです。6ポケット、ひざ上左右のサイドポケットがデザインの特徴です。
カジュアル派には欠かせないカーゴパンツ。Tシャツなどのラフなアイテムとも相性がよいのですが、テーラードジャケットなどのきちんとしたアイテムと合わせてもちゃんとハマってくれる使い勝手のよさがあります。
夏のカーゴはTシャツなど半袖トップスと合わせて着ます。
カーゴの裾をロールアップして足元を軽く、涼しげに。真夏にデニムを履くのは躊躇しますが、カーゴパンツなら手を伸ばしやすい。
春や秋は長袖シャツ一枚で着たり、トップスにアウターやニットを組み合わせて。
冬はコートなど重めのアウターやニットと合わせます。
カーゴパンツコーデの注意点とコツ
カーゴはラフさや男らしさ、無骨、頑健といったイメージを持つアイテム。できれば、これらのイメージをトゥーマッチにならぬようコントロールしたい!
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やさしげな襟なしカーディガンを羽織って男くささを減らしてみたり。
テーラードジャケットなどのきちんと感のあるアイテムを組み合わせて、カーゴのカジュアルさとのバランスをとるなど。
着回しを考えるなら次のポイントを押さえてカーゴパンツを選んでみてください!
⇒タイトめのシルエット
⇒色は定番のカーキグリーン
⇒デザインはストレート
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⇒Audienceオーディエンス 立体裁断がスマートな美脚を作る国産カーゴパンツ税込10,584円
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カーゴパンツ:定番緑m-65カーゴパンツを選ぶ理由とNGコーデ
チノパン
チノパンとはチノと呼ばれる綾織りの綿生地でできた作業用パンツのことです。チノパンを選んでおきたいのは、きちんとしたコーデに対応させたいから。
チノパンはもとは作業着ながらもカーゴパンツやデニム、ショーツに比べるときちんと感があるので、カジュアルなアイテムがほとんどである男性の私服には貴重な存在なのです。
テーラードを羽織りチャッカブーツを履けば、デニムNGなレストランにも対応可能!
カジュアルなファッションをしつつも、「不特定多数の人と会う可能性のあるときに失礼のない服装をしたい」というときにチノは活躍してくれるのです。
昔よりデニムの地位が向上したとはいえ、チノはまあOKでデニムはNGというレストランもまだまだ多いのではないでしょうか。
デニムはなんとなく大人に反抗的な若者というイメージの名残があるからなんでしょうね……。どちらも、もとは作業着なのにね!
チノパンをチョイスする前提に、もちろん着回しのしやすさがあります。
チノパンコーデは多少オジサンぽくなることはいなめませんが、汎用性が高いのでカジュアルスタイルに1本はマストなボトムスだと思います。
チノパンを入れ込んでおかないと、 きちんとした格好が必要な場面に対応できないので!
着回しを考えるなら次のポイントを押さえてチノパンを選んでみてください!
⇒タイトめのシルエット
⇒色は定番のベージュ
⇒ノータック、センタープレスなし
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チノパンの注意点
チノパンを選ぶならあくまでもシンプルなデザインを!
裾を折り返すと裏地にチェックや水玉などの柄が入ったチノはNGです。オシャレに思われたいからと裏地柄チノを選ぶと裏目に出ます。
裏地チェックチノがなぜダサいとされるのか考察してみました!!↓
また、ベージュのチノパンは「休日のお父さん」的イメージもあるのでそこらへんも注意ポイントです。オジサン化を回避したいならコチラの記事を!
「休日のパパファッション、なんでダメなの?」休日のお父さんの服装について考察
デニム
やはり1本は押さえておきたいデニム。通年着ます。でも、夏は着る機会が減るだろうな。
着回しを考えるなら次のポイントを押さえて選んでみてください!
⇒タイトめのシルエット
⇒色は定番の濃い目のインディゴブルー(藍色)
⇒デザインはストレート
アイテムを少数精鋭にするなら応用のきくきれいめスタイルを基本にしたいので、ダメージドデニムや派手色のカラージーンズ、淡色デニムなどではなく、インディゴブルーをおすすめします。
ざくっとカジュアルに着こなしてもいい。
テーラードジャケットなどと合わせてきちんとしたカンジになるのは、やはりタイトめストレートのインディゴブルーデニムが一番!
ダメージドデニムや淡色デニムでは出せないきちんと感です。
【参考商品】
【デニムコーデの注意点】
注意したいのはデニムonデニムコーデ。デニムのボトムスにデニムのトップスを組み合わせるデニムonデニム。
あえてのデニムonデニムはまあいいとして、気づいたらデニムonデニムはリスクがあるので避けたほうがよいかも~!?
クロップドパンツ
春から秋にかけてクロップドパンツを取り入れます。くるぶしがみえる中途半端丈のクロップドパンツ。ロング丈のボトムスばかりだとマンネリ化しそうなので、変わりダネとして投入!
といっても、ムチャクチャ難しいアイテムというわけでもないのでご安心を。
いつもの長パンをクロップドにとりかえるだけでこじゃれた感が出るので便利。クロップドの特徴は「抜け感」です。コーデに軽さを出したいときに使います。 ただ足元や靴が目立つので靴選びは慎重に!
お気に入りの見せびらかしたい靴があるならクロップドで目立たせることができますよ~。
クロップドパンツをメインに着るは春や夏なのですが、秋冬は靴下やブーツを取り入れれは対応可能!
他のアイテムの色柄を控えめにして、靴下の色を差し色にしたり柄で遊んだりしても面白いですよ。クロップドの中途半端な丈を逆手にとってみては!
着回しを考えるなら次のポイントを押さえて選んでみてください!
⇒色は黒
⇒シンプルなデザインのものを
【参考商品】
ショートパンツ
涼しいしラクチンなショートパンツは夏メインでお世話になるアイテムです。というわけで、夏場のショーツコーデはこんなカンジ!
暑がり屋でないなら、長袖シャツやライトアウターで大人っぽさを演出してみてはいかがでしょうか~。
ショーツコーデのポイント
・かた苦しいアイテムではないので、基本気軽に履けばよい
・合わせる靴はカジュアル靴が無難だが、大人っぽさをプラスする
・短足&子どもっぽく&だらしなく見えることに注意。だが、工夫の余地はある
・ハズしがハマればおしゃれとみなされるかも!?
・すね毛は「ほどほど」にコントロール
・ひざ上ショーツに躊躇するなら膝丈ハーフパンツを
春や秋冬もひと工夫すればショーツを履き続けることができます。
抜け感や軽さがあるショーツは、トップスや足元にボリュームを持たせる方がバランスをとりやすいし、きちんとしたイメージや大人っぽいイメージに持っていくことが可能。
ショーツにとって、夏以外の季節はだらしないといった欠点をかえって補いやすいのです。
着回しを考えるなら次のポイントを押さえて選んでみてください!
⇒膝が半分でるくらいの丈
⇒基本は白黒ネイビーグレーなどの地味色
ひざ上丈ショーツに躊躇するなら、ひざ丈のショートパンツをゲットしておきふだんはひざ丈ではくけど気分によってロールアップしてひざ上丈にするなどはいかがでしょう?
サブで色柄モノのショーツをスタンバイさせておくのもおすすめ。
夏のスタメンボトムスのくせに結構着こなすのが難しいショーツ。注意点をチェックしておきましょう。
・子どもっぽく見える
・だらしなく見える
・カジュアル過ぎる
・軽い・抜け感が大きすぎる
・なんだか心もとない
・脚が短く見える
注意点をカバーするショーツ着こなしはこちらを参考に!
ボトムスを選ぶ優先順位
オールシーズン、またはいろいろなシチュエーションに対応するならまずは「きちんとした場面」に対応できるアイテムから先にチョイスしておくと後が楽になります。
というわけで、真っ先にゲットしておきたいのはチノパン。次にカーゴかデニム。ショーツは夏場必須ともいえるので、クロップドは優先順位は一番最後というカンジ。
各ボトムスの色のチョイス
着回しがマンネリ化しないよう厳選したボトムス5種は、まんべんなく色を割り振ってます!
- 少数精鋭なので他のボトムスとのバランスをとった
- できるだけ該当アイテムの定番色を選ぶ
- 夏のトップスは涼しげなブルーベースなのでショーツはブルーと相性のよいグレーに
まとめ
- チノ・カーゴ・デニム……オールシーズン
- クロップドパンツ……春~秋
- ショートパンツ……夏