服屋の試着が苦手な人向け!買わないときのための対応テンプレ

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店員さんの圧に負けて試着することになってしまった。試着したもののイマイチだし買いたくない。でも、店員さんに断るのは気が引けてしまう……と言う人、多いのではないでしょうか。

前回の記事では、服屋の店員さんが怖い・苦手という人へ向けて、テンプレート的に対応をする方法をお伝えしました。今回は、試着編です。

試着の困るところ

試着が苦手という人は、店員さんのこんなところに困っているのではないでしょうか!?

・まだ着替えてないのに声をかけてくるので焦る
・試着している間中、声をかけてくるので焦る
・「いかがでしたか?」と感想を求めてくるが、なんと答えればいいのかわからない
・あきらかに似合わないのに「お似合いです」と言ってくる
・ほしくない別のアイテムを持ってきてすすめてくる


洋服を見ているだけなら、なんとか店員さんをスルーすることはできる。でも、試着は店員とガッツリ、コミュニケーションをとらなくてはなりません。

試着のあと、何がコワいって洋服の購入を断れないことですよね?
ショップ店員の何がイヤなのか、前回の記事で原因を以下のように大別しました。

・店員の対応の仕方が純粋にわからない
・被害妄想・コミュ障
・罪悪感

ヒェッ!服屋にダサい客って出禁なの?服屋が苦手・怖いならテンプレで解決だ! - 25着でオールシーズン着まわすメンズファッション

試着はすべての要素があるようです。

イケてる店員に引け目がある(被害妄想)のに、そのイケてる店員に試着の手間をかけさせ(罪悪感)、ほしくない洋服をどんな風に断ればいいのか分からない(店員の対応の仕方が純粋にわからない)。

試着したけど買わないときのテンプレ対応

試着の際の店員対応をご紹介する前に、まずは心構えから。

試着したからといって買う必要はない。


店員さんは「試着しても買わない客」に慣れっこです。

グイグイくる人もいるかもしれませんが、断っても全然大丈夫!むしろ、気のりのしない洋服をグイグイすすめてくる店員さんからは、洋服を買わないことをおすすめします。

それでは、試着の段階別に断る用の対応を考えましょう。

段階1:まだ着替えていない段階

試着室に入ってしばらくすると、カーテン越しに店員さんが声をかけてきます。

「いかがですか」

「サイズ大丈夫でしたか」

着替えている途中なら以下のように返事をします。

もう少し待って下さい
すみません。まだ着替えていません

段階2:試着完了後・試着室から出る前

試着したけどイマイチだ!買いたくない!店員さんがまた声をかけてきます。

「ご試着終わられましたか~」
「いかがでしたか~」

断る自信のない人は、試着姿を店員さんに見られてはならない!


買う気がないならカーテンを開けないことです。

カーテンを開けて試着姿を見てもらったところで、店員が客をdisるなんてないですよね。「お似合いです!」とテンプレ対応をする店員さんもいるでしょう。これを言われて購入を断れないと思うのなら、カーテンを開けないことです。

カーテン越しに以下のテンプレ応答をどうぞ。

・なんかイメージが違うのでやめときます
・なんか思ってたのと違いました
・しっくりきませんでした
・少し考えさせてください


コツは、前回の記事同様、あいまいに断ることです。

「サイズが合わない」と言うと、「他のサイズをお持ちします」という余計なやりとりが発生する。

「(自分には)似合わない」もNGです。店員さんから「見せてください」と言われやすい。で、見せると「そんなことないですよ。お似合いだと思います!」と言われる。買う気がないならこれも必要のないターン。

コツは店員さんが切り返し可能なコメントをしないことです。「なんか違う」のようなあいまいな応答を。店員さんに余計な切り返しをさせずに、元の服に着替えてから、カーテンを開けます。

ひきさがらない店員には

たいていの店員さんは先のテンプレ対応でひきさがってくれますが、なかにはひきさがらない人もいるかもしれません。特に、「似合わない」「サイズが合わない」などと言って断ろうとするとき。

「本当ですか」
「え~?ちょっと見せてもらってもいいですか」


…と言われても、やはりカーテンを開けてはならない。というか、ひきさがらない店員にこそ試着姿を見られてはいけないw!

だから、「いやあ、とても見せられないですよ~」「ほんと似合わないんですよ」などと言いながら元の服に着替える。それからカーテンを開けます。

段階3:試着室から出るとき

元の服に着替えてカーテンを開けると、多少がっかり顔の店員さんが待ち構えています。

お疲れさまでした」と声をかけてくれるなら「ありがとうございました」と洋服を返して終了です。たまに「いかがでしたか~」と感想を求めてくる場合もあります。

そのときは、以下のテンプレで買わない理由を告げます。ここもあいまいでOK。

・少し考えます
・また今度にします
・もう少し検討してみます
・ちょっと決めきれないのでまた来ます
・すいません。やめておきます
・ちょっと合わなかったので
・他のものも見せてもらっていいですか


この段階で「似合わない」は言ってもOK。もう元の服に着替えてしまっている。店員さんにとっては後の祭りで確認のしようがない。

ただし、「サイズが合わなかった」はNGです。「別のサイズをお持ちしましょうか」という余計なターンが発生。

「いかがでしたか~」の答えを店員さんに告げたら洋服を渡し「ありがとうございました」(笑顔)で終了。試着室から出ても店員さんが待ち構えていなかったら、洋服を元の場所へ戻します。

アグレッシブな店員さんならもうひと押ししてくるかもしれませんが、「ありがとうございます」と言いながら去りましょう。

ちなみに、試着して買わなくてもすぐに退店する必要はありません。「ちょっと決めきれないのでまた来ます」と言っちゃった場合は整合性がとれないかもしれませんが。

試着後に店内で他の商品を見ても構わない。見込みがあるってことで、試着した客への圧はちょっと強くなるかもしれませんが。

商品の気に入らない点を具体的に告げて断る方法

基本、試着した服を買わないときの断り方はあいまいでいいと思うのですが、別の方法もあります。

それは、気に入らない部分を具体的に告げて店員さんに相談すること

  • もうちょっと太いリブがいい

  • もっと首周りがゆったりしている方がいい

  • この装飾の部分がいらない。もっとシンプルなものがほしい

  • もっと裾が長いものがいい

  • ファスナーじゃなくてボタンで開け閉めしたい

あくまでも、「望み通りのものがほしいしあれば買う!」というときの話ですが。でも、こういうことを言うとだいたい店員さんは「あ~……」と悲しそうな顔をします。

店員さんも頭をぐるぐるさせて考えている様子もみてとれるのですが、あんまり解決した記憶はない。

結果的になのですが、試着したけど買うのを断ったことになります。

店員側の理由

服屋が怖いウザイと思っている客にとってはありがた迷惑な、試着の際の店員の言動。もちろん「服を売る」ためでもあるのでしょうが、ダイレクトに服を売る以外にも以下のような目的があるのです。

試着についてくるのは……
・客が試着しやすい状態で渡すため(ハンガーをはずす、ファスナーやボタンをはずすなど)
・フェイスカバーを渡すため
・防犯(万引き防止)etc.

試着室脇にスタンバイするのは……
・サイズ違いや色違いの商品を客の代わりに売り場に取りに行く
・客が試着室に持ちこめる商品数に限度があるので、試着数以上の服を試着したい客ために服を取りに行く
・裾上げ位置の確認
・防犯(万引き防止)
・アドバイスがほしい客にアドバイスをする
・試着し終わった洋服を受け取って売り場に戻すetc.

店員さんにスタンバイしてもらうメリット

つまり、店員さんがスタンバイする目的のほとんどは客からするとありがたいことでもあります。

  • サイズ違い、色違いを持ってきてくれる

  • 試着している商品とは、まったく別の商品も持ってきてくれる

  • 試着中の商品に組み合わせたいアイテムを持ってきてくれる

  • 試着後の商品を片付けてくれる

  • アドバイスをもらえる

「試着しているトップスを今履いているチノパンに合わせることはできるけど、デニムにはどうなのか、カーゴにはどうなのか気になる」。なんて時、店員さんに頼むと売り場にあるデニムやカーゴを持ってきてくれます。

他人の視点からアドバイスをもらうのも大事。自分のことが客観的に見られていないだけで、似合わないと思い込んでいる洋服が実は似合ってることもある。

また、試着室からいったん出ることには以下のようなメリットもあります。

  • 靴を履いて全体のバランスを見る

  • 室内の照明で色や質感をチェックする

試着のマナーを守る

店員がうざい、距離をとってほしいと思う前に、客の方も最低限のマナーを守る。

  • 勝手に試着室に入らない(勝手に試着室に入ってもよいシステムの店は除く)

  • 他に待っている客がいるときは、試着室を長時間占領しない

  • 指定枚数以上の洋服を持ちこまない

  • 商品を汚さない、破損しない

  • ファンデーョンを使ってるならフェイスカバーを使う

ところで、試着したいときに店員さんに声をかけるのも、服屋が苦手な人にはハードル高いですよね。念のため試着したいときのテンプレを……

「試着してもいいですか」「試着お願いします」と店員に声をかけ、商品を渡し、試着室に誘導してもらう。

まとめ

断るテクニックを身につけたら、買うつもりのない洋服でも店員さんのアドバイスを聞けるようになるといいですよね。

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