ひとくちにミリタリージャケットといっても種類はさまざまです。当ブログではM-65をおすすめし、着回しを提案したいと思います。
着用期間も長く、防寒用アウターとしても、コーデを組む上でもかなり有能なM-65フィールドジャケット。
今回はいろいろあるミリタリージャケットのなかからなぜM-65を選んだのかその理由、黒・ネイビーのM-65の着まわしやコーデの注意点などをご紹介します!
- M-65と各ミリタリージャケットとの比較“M-65”を選ぶ理由
- M-65の便利な点
- M65ミリタリージャケットのインナーに何着る?
- 【アウターonアウター】M65ミリタリージャケットとアウターの組み合わせ
- M65ミリタリージャケットとボトムス・パンツの組み合わせ・着こなし
- M65ミリタリージャケットと靴
- M65ミリタリージャケットの着こなしにを工夫して秋冬のマンネリ防止!
- M65ミリタリージャケットを小物でアレンジ
- M65ミリタリージャケットと季節「3シーズン着回せ!」
- M65コーデの注意ポイントまとめ
- まとめ
M-65と各ミリタリージャケットとの比較“M-65”を選ぶ理由
巷でよく見かけるミリタリージャケットとしてはモッズコート、F2フィールドジャケット、MA-1などなどでしょうか。
実際はミリタリージャケットの種類はもっとあるのですが、少数精鋭での着まわしを考えるうえではモッズコート・F2・MA-1よりもM-65を選ぶ理由を挙げてみます。
●モッズコート
- 主張が強い
- 冬過ぎる!着用期間が短い
防寒性に優れるゆえ、季節が秋冬に限られるモッズコート。比べてM-65ならライナーなしなら春にも着用可能で長く着ることができます。また、モッズコートは「モッズコート着てる」的な主張が強くて着まわしにくいかな……。
●F2フィールドジャケット
- 襟元の扱いが難しい。
- フロントが比翼仕立てで隠しボタンであるため開け閉めがめんどくさい
- ボリューム感が物足りない
F2は開襟デザインなので、インナーとの組み合わせを考える必要があります。一方、M-65はフロントをすべて締めてしまえばインナーのことまで考えなくて済むのでラクチンなのだ!
●MA-1
- 丈短でバランス取りづらい。
大学生のジャケットとして定番化しているMA-1。短め丈なので長めインナーを着る場合、バランスをとる必要があります。
インナーにいろんなモンを着こみたい冬は、できれば重アウターにテーラードジャケットなどを仕込んで「アウターonアウター」もやりたいのです。だから短め丈より腰を隠す丈のM-65の方が都合がよいのですよね。
MA-1はロングシャツと合わせたりしてもかっこいいですし、大学生なら1着は持っていて間違いはないと思いますが……。
というわけで、M-65に軍配を挙げさせてもらいました!?
M-65の便利な点
M-65の便利なところは、フロントを締めて一枚で着てもサマになる!!ところ。独特な立て襟のデザインがいい味出してくれます。コーディネートを組むのが面倒なとき一枚で完結するのはありがたいですよね。
M-65の立て襟は防寒用で、中にフードが格納されています。フードは簡易的な雨よけとなります。
・フロントをしめれば一枚でコーデが完成する。
・インナーにいろいろ着こめるので着回しが効く。
・比較的、季節を問わず着続けることができる。
・ミリタリージャケットならではの「男くさい」イメージを演出できる。
・着回しするなら黒かネイビーをチョイス。
色的には、カーキグリーンより着回しやすい黒またはネイビーをおすすめします。
こちらはアルファのM-65。
[アルファ インダストリーズ] ALPHA INDUSTRIES M-65 フィールドジャケット ネイビー S
- メディア: ウェア&シューズ
それでは、各アイテムと組み合わせたコーデをご紹介します!
M65ミリタリージャケットのインナーに何着る?
ミリタリー由来のm-65は、カジュアルなインナーなら特に合わせてはいけないものはないように思います。ガシガシと着回してください!
M65×Tシャツ
カジュアルなTシャツとm-65の組み合わせ。男らしさが過ぎないように調節します。女子ウケするようなかわいらしいアイテムを組み合わせてみても。
半袖トップス×ミリタリージャケットの組み合わせは春でも取り入れられる組み合わせです。ミリタリージャケットは、着用期間が比較的長いところもメリットです。
M65×長袖エリ付きシャツ
Tシャツより大人っぽくなるエリ付きシャツとの組み合わせ。当ブログではエリ付きの長そでシャツに、白シャツ・デニムシャツ・ピンクシャツをチョイスしていますが、どれを組み合わせてもOK。 各シャツの特徴によって、イメージをコントロールしてみてください!
Tシャツにエリ付き長袖シャツを重ねてあえてフロントを開ける。
シャツの色で遊んでみても。チラリと見えるアイテムで色を遊ぶと効果的。おすすめはピンクシャツです。
ピンクシャツのコーデ@メンズ「女子ウケは男度etc.を調節して狙うべし!」
M65×ポロシャツ
ポロシャツに何を羽織るか迷うこと、ありませんか。例えば「カーディガン×ポロシャツ」または「テーラードジャケット×ポロシャツ」の組み合わせ。これらについて、このブログではあまりおすすめしていません。
ポロシャツコーデ!ジャケットやカーディガンなど上着を羽織る考察まで
なぜと言われても明確な答えを提示できるわけではなく申し訳ないのですが、感覚的にカーディガンやテーラードジャケットとポロの組み合わせは「家にあるものをテキトーに組み合わせて着たお父さん感」が出るからでしょうか……。
「休日のパパファッション、なんでダメなの?」休日のお父さんの服装について考察
ですが、M-65とポロシャツは比較的相性がよいように思います。
家にあるものをテキトーに組み合わせるお父さんと、無骨なミリタリージャケットの相性があまりよくないせいだかなんだかよくわかりませんが、ポロとM-65の合わせはOKとします。 ポロの色はシンプルにして無難に。白黒ネイビーなどの基本色でまかないましょう。
M65にニットを着こむ
冬場の防寒のためにニットを使います。ニットのインナーにエリ付き長袖シャツを着ればさらに暖かく。
ピンクシャツを使いこなせないでいるなら、こういうときこそピンクシャツの出番!ピンクが見える分量が少ないと、こっぱずかしさがあまりない!
【アウターonアウター】M65ミリタリージャケットとアウターの組み合わせ
M-65を着るメインの季節は秋と冬です。防寒と着回しのために小技的なアウターonアウターもおすすめしたいので、軽アウターを着こむコーデをご紹介します!
M65onショールカラーカーディガン
M-65のサイズがゆったりめなら、ショールカラーカーディガンを着こんでもOK。暖かい!
M65onカーディガン
カーディガンを合わせてシックに。なじませ系の色も落ち着いていて素敵ですが、差し色もおすすめ!。地味な色ばかりの秋冬コーデに鮮やかな色を差してみては!
M65onテーラードジャケット
テーラードジャケットにM-65を羽織る。タイドアップするとより大人っぽく、きちんと感も出ます。
【アウターonアウター番外編】ダウンベストonM65
M-65の上にダウンベストを羽織る。これもまたアウターonアウター。
M-65にはできるだけ着こみたいので、こころもち大きめサイズをおすすめしたいところですが、サイズ感が許すならM-65の上にダウンベストをプラスしてみても。暖かいし、アクセントになると思います。
【番外編Ⅱ】手持ちのパーカーと合わせてアウターonアウター
一家に一枚はあるであろうグレーのパーカー。グレーのスウェットパンツ×グレーのパーカ一式で街をうろつく自信はありませんが、アウターonアウターなら堂々と街を歩けます。
パーカーについては、M-65だけでなく手持ちの他のアウターとも組み合わせてみてください。デニムジャケットやら、ライダースやら、トレンチコートやら、Pコートやらやら……。フードがちょうどよいアクセントになります。
アウターonアウターの組み合わせは、他にもいろいろありますのでチャレンジしてみると楽しいですよ!
M65×ライナー
本格的なM-65フィールドジャケットならライナー(脱着式の裏地)がついています。
ライナーがない場合、極寒の時期にはユニクロのウルトラライトダウンコンパクトあたりのインナーダウンを別で買って仕込むのも暖かい。これもある種アウターonアウター。
また、ジャケットとして着ることができるライナーがあっても便利ですよね!
M65ミリタリージャケットとボトムス・パンツの組み合わせ・着こなし
M-65と合わせるボトムス、特にNGなものはないと思います。
M65×デニム
はつらつとした印象になるM-65?デニムの組み合わせ。大学生なら“らしい”感じがするし、オッサンなら若々しいイメージになります。
M65×チノパン
チノパンと合わせてもなんの問題もなし!少しカジュアルに傾き過ぎるので白のレザースニーカーやレザーシューズなどを組み合わせ、きれいめに仕上げることをおすすめしたいと思います。
M65×クロップドパンツ
重たいイメージになりがちな秋冬コーデ。クロップドパンツで抜けを作るのもよいですね。 あえて靴下の色柄で遊んでみても。
M65×カーゴパンツ
もちろん、カーゴパンツと合わせてもなんの問題もなし。ですが、ミリタリーアイテムを複数組み合わせるとサバゲーに行くorコスプレしてるみたいになることもあるのでご注意を。
M65×ショーツ
あまり見慣れないかもしれないですが、M-65とショーツを組み合わせてみる。ショーツを履く場合、上半身にボリューム感を付けた方がしっくりきたりするのです。
だから、ミリジャケ×ショーツの組み合わせ、試してみても損はない!ショーツにMA-1を合わせるよりバランスとりやすいですよ。
ただし、秋冬にショーツ×生足は寒そうなので、レギンスと組み合わせてみるなどしてみては。女子ウケはしないでしょうが、着まわしを重視する人向けです。冬でもショーツを履いちゃおうという魂胆です。
【ショートパンツ】合わせる靴から短パン男子のすね毛問題まで?
レギンスに慣れないうちは、スニーカーなどの軽めの靴ではなくブーツがしっくりくると思います。
M65ミリタリージャケットと靴
ミリタリージャケットに合わせる靴で特にNGなものはないと思います。
M-65はミリタリーアイテムなのでカジュアル度が高いわけですが、スーツの上にM-65を羽織る人もいるくらいですから、かっちりとしたレザーシューズを合わせても大丈夫です!かえって大人の色気が出るのではないでしょうか。
M65×ワークブーツ
ただし、レースアップのワークブーツとカーゴパンツをM-65にあわせてしまうとトゥーマッチになるのでこれまた注意(後述します)。
ワークブーツだけを合わせるなら靴が離れているのでカーゴほどのインパクトはありませんが一応、あたまに入れておいてください。
M65ミリタリージャケットの着こなしにを工夫して秋冬のマンネリ防止!
少数精鋭でオールシーズン着回す当ブログ、冬場お世話になる重アウターはPコート(ネイビー)とM-65フィールドジャケット(黒or紺)です。交互に着たとしても同じような色味でワンパターンになりかねない。
M65のフロント開け具合だけで雰囲気を変える
M-65は、フロントをどれくらい開けるか閉めるかで雰囲気を変えることができます。
①フロントをすべて閉じる。
②途中まで開ける
③裾だけ開ける
④真ん中だけ閉じてXのラインを作る
⑤フロントを開けてインナーを見せる
冬場、コーデを考えるのが面倒なときは①の「すべて閉じ」が最強ですよね。襟が立っているので一枚でもニュアンスを出してくれます。
一方、冬はコートなどのアウターをとっかえひっかえするわけにはいかないのでコーデもマンネリ化する。だから、あえてフロントを開けて中を見せてマンネリ化を防ぐというやりくちもあるわけであり。寒いけど。
その他の工夫としては、長袖シャツや長袖ニットを加えて腰巻きやプロデューサー巻きにしてアクセントにする、はたまた、M-65の袖を通さずそのまま肩にかけ羽織ってみるなどなど。
M-65はふところの深いアイテムなので、ちょっとやりすぎかというアレンジでも十分受け止めてくれるはずです。
M65ミリタリージャケットを小物でアレンジ
小物を加えることでも雰囲気を変えることができる!
M65にタイドアップ!
エリ付きシャツを着てニットタイをプラス。男らしい感じとまとまった感じが出てよいと思います!スーツにミリジャケを羽織るイメージです。
ストール
重苦しくなる冬コーデに、鮮やかな色のストールを持ってきて抜けを作る!とはいえ、なじませるのもシックでいいですよね~。
ストールは巻き方で印象が変わるので、いろいろ工夫してみてはいかがでしょうか!
おすすめのストール巻き方
- エディター巻き
- 8の字巻き
- ミラノ巻き
- アフガン巻き
- 垂らすだけ
小物は定番色、鮮やかな色、柄モノなど複数パターンあると便利です。
帽子
帽子をアクセントに。
黒紺のニット帽をかぶるときは、コーデすべてを黒紺にしてしまわないよう注意しましょう。一瞬、不審者や暴漢みたいに見えてしまうのだ。
【ニット帽よいところ】
- 防寒 ・寝ぐせ隠し、ヘアスタイルが決まらない時にごまかせる
- 小顔効果(ストールぐるぐるまき&ニット帽)
- シンプルなコーデのアクセント
- 逆にコーデ全体をしっくりさせることもできる統一感がでる 上から下までトーンを揃える
- サードウェーブ系男子コスプレができる
M65ミリタリージャケットと季節「3シーズン着回せ!」
M-65は秋冬の防寒アウターとしてもイケますが、ライナーをはずし、さらっとTシャツに羽織ったりなんかしたら春だってOK。くりかえしになりますが、意外と着用期間が長いのがM-65のよいところなのだ!
M65ミリタリージャケットコーデ@春
春は半袖トップスにミリタリージャケットを羽織ります。Tシャツにざくっとミリジャケを羽織るのも男臭くてよいのではないでしょうか。
半袖トップスの上に直接ミリタリージャケットを羽織っても、Pコートなどのガチの冬アウターほどの違和感はありません。また、ショーツとの組み合わせを楽しんでみても。
M65ミリタリージャケットコーデ@秋・冬
ダウンジャケットと比べると寒そうに見えるしいかがなものかと思わないでもないですが、M-65のデザインの歴史からすると冬期用防寒上着として用いられたものなので、真冬に使用しても問題なさそうです。
M-65を防寒アウターとして使うポイント!
- ニットやライナーを着込む
- アウターonアウター
- ストールなど防寒小物をプラス?
M65コーデの注意ポイントまとめ
秋冬用のアウターとして推したいM-65ですが、コーデ上の注意点もあります。既出ですがまとめるとこんな感じ。
- 男らしさが過ぎないように
- 複数のミリタリーアイテムでまとめない
- 冬はマンネリ化に注意(黒紺M-65の場合)
もう少し詳しく解説します。
M65と男度女度の調節
男くさい感じを演出できて無骨なM-65ミリタリージャケットはそこが魅力でもある!
おなじく重アウターとして採用したPコートもミリタリー由来なのですが、M-65をワードローブに採用する女性が少ないせいか、M-65の方がより男らしい感じになります。
でも、あまり男らしいアイテムで固めすぎても女子ウケ的にはよくない!そのへんはバランスをとるようにしたいものです!
女子ウケ悪いファッションの傾向と対策!「ダサい男」判定の根拠とは??
↑当ブログでご紹介している25着アイテムを男度の高い、女度の高いベクトルに配置。
男度の高いアイテムが多いと男らしいイメージに。 男らしさを強調したい日もありますが、あまりにも男らしさ満点だと怖そうだと思われる。逆に優しげで親しみやすい雰囲気の方が適切な日もありますよね。
女度の高いアイテムが多いと優しい雰囲気になります。シャツをピンクシャツにチェンジしたり、アウターをカーディガンにするなど。どういうイメージがほしいかでコーデを組みましょう!
ミリタリーアイテムを積み重ねない!定番カラー「オリーブグリーン」を選ばない理由
M-65の定番カラーは「オリーブグリーン(OG-107)」です。M-65もカーゴパンツもミリタリー由来のアイテム。例えばさらにワークブーツをプラスして着るとします。
「軍人かっ!」
(M-65を着ているので「アメリカ陸軍(USArmy)かっ!」が正しいつっこみか?)
ともかく、冬場はショートパンツやクロップドパンツの出番はなくなるので、25着の中で着まわすならばカーゴパンツの登場する頻度が必然的に高くなります。
ジャケットのM-65をオリーブグリーンにしてしまうと、同じ色のカーゴパンツが履けなくなる。寒がりさんは、デニムとチノパンを順繰りに履く羽目になってしまう!着まわし上不都合が生じます。
この状態を避けたいがために黒やネイビーのM65をすすめているのですよね……。
ちなみにもっと軍人ぽくしたいのなら、以下のコワザを利かせましょう。
ワークブーツをブーツイン!
ワッチキャップをかぶる!
これで大学構内をうろつくのは結構勇気いりそう(ワッチキャップをかぶると、「アメリカ海軍(USNavy)かっ!」というつっこみになるのか?)。
冬の黒紺M65ミリタリージャケットの注意点
ミリタリージャケットの定番色はオリーブグリーンやカーキグリーンであるところを当ブログではあえて黒orネイビーをおすすめしています。ですが、面積の大きい重アウターの色が、黒やネイビーだと全体が重苦しくなります。
冬服がワンパターンになるのは、連日「重い」服装が続くことも原因です。冬服は生地も厚く、色も暗く、彩度が低く、洋服が体を覆う面積も多い。重いイメージだらけ!
冬は自分だけでなく周りもワンパターンに陥っているはず。無難を求めるのなら、それでOKですが、少ない服で着まわししているハンデ?がありますので、重軽(おもかる)を調節して、目新しさを出してみませんか。
【軽くする技】
- 「軽い」アイテムを投入
- 「軽い」色を取り入れる
- 肌見せの部分を増やす 冬は寒いけど…
全身が重苦しい色・素材になるときは、どこかに軽い要素を入れてみましょう。青カーディガンや白シャツ、白スニーカー、ピンクシャツなどの明るい色のアイテムを利用してみてください。
まとめ
ちなみにイメージ的にはM-65に近いところにマウンテンパーカがあると思っています。着まわし的にも、だいたいM-65と同等に使えそうです。
機能性に優れ、着まわしのきく黒orネイビーのM-65。秋冬アウターの候補に是非どうぞ! サイズについては、心持ち大きいくらいが着まわしやすいと思います。中にいろいろ着こみたいので。
[アルファ インダストリーズ] ALPHA INDUSTRIES M-65 フィールドジャケット ネイビー S
- メディア: ウェア&シューズ
こちらはロスコの黒m-65。
アスペジもご参考に!
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