冬メインの防寒用のアウターとして活用したいPコート!
なぜPコートを選ぶのか?
- ジャケット的着こなしができる
- ほとんどの軽アウターとの重ね着ができる
- キレイめカジュアルと相性がよい
- きちんとした場面にも対応可能
- フロントをすべてしめたら中のコーデを考えなくてもよい!
- 厚手ウール生地なので防寒性が高い
今回は他アウターとの重ね着などPコートの着こなしやPコートを選ぶメリットなど、他の重めアウターとの比較をふまえつつ解説します!
- Pコートはダサいのか?
- Pコートとアウターとの重ね着「アウターonアウター」
- Pコート×各種トップス
- Pコート×各ボトムス
- Pコート自体の着こなしバリエーション
- 小物でアクセントをつける
- Pコートを選ぶメリットと他の重アウターとの比較
- まとめ
Pコートはダサいのか?
Pコートは定番中の定番アイテムです。「Pコート=ダサい」と断罪するのはまだ早い。
Pコートがダサいとされがちなのは以下の理由が考えられます。
- ボックス型でダボッとしたシルエットになる
- 大きめのエリが扱いづらい
- みんなが同じものを着ることでダサいとされてしまう現象
Pコートは基本ボックス型です。また、ダブルブレスト(ボタンが二列)なので横広がりのダボッとしたシルエットになりがちです。
ゆえに、ボトムスも中途半端にダボッとしているとだらしなく見える。そのためダサいと断罪されることも多かろうと思います。
独特の幅広のエリがなんだかしっくりこないと感じている人もいるかもしれません。
ところで、流行アイテムはみんなにいきわたり猫も杓子も状態になると、手のひら返しでダサいというジャッジを受けがちなものでもある。
以上。「Pコート着ててダサい」とジャッジされないためには、次のポイントに気をつけてみてください。
- サイズ感を大事に。ジャストサイズを選ぶ
- キレイめに、大人っぽく着ることを心がける
- ボトムスはタイトにまとめる
Pコートとアウターとの重ね着「アウターonアウター」
おすすめしたい着こなしがPコートの下に軽めのアウターを仕込む「アウターonアウター」です。Pコートのアウターonアウターコーデには次の目的があります。
- 防寒対策のひとつとして
- 着まわしの幅を広げる
- 冬場のマンネリコーデを打破
- Pコートを脱いでもサマになる
コートを着るようになる冬場はコート下のコーディネートをついついサボってしまいがち。でも、ジャケットや軽めのアウターを着こんでおけばコートを脱いでも「サボってるな感」は出ないのだ!
テーラードジャケットの上にPコートを羽織る!
スーツの上にコートを羽織るイメージで、テーラードジャケットの上にPコートをガバっと羽織る。
Pコートからテーラードジャケットの裾がはみ出さないように、テーラードとPコートの丈のバランスに注意しましょう。それを思うとPコートはミドル丈くらいをチョイスしたほうがいいかもしれませんね。
テーラードはスーツタイプのものより、芯地や裏地のないアンコンタイプや伸縮性のあるスウェットやニット地のものが上にコートを羽織りやすいです。カーディガン感覚でどうぞ。
↓こちらはストレッチタイプ。このタイプのテーラードはかなり便利で手放せなくなりますよ。
こちらの記事も参考に!
Pコート×ショールカラーカーディガン
Pコートなら厚手のカーディガンを中に着込むことも可能です。
他にもフード付きパーカーはもちろん、レザージャケット、デニムジャケットなどなど、中に仕込むアウターの裾がPコートからはみ出ない、またサイズ感がおかしくならないかぎり、いろいろ試してみてください。
ただ、MA-1はなんか違うような気がする~!同じミリタリーアイテムでも海モノと空モノは相性悪いんですかね…?
Pコートの上にダウンベスト!
Pコートのアウターonアウターの番外編!サイズ次第ですが、ダウンベストをPコートの上に羽織るパターンです(インナーダウンは中に仕込んでください)。
Pコートがタイトめ、ダウンベストがゆったりめなら挑戦してみては!ダウンベストも組み合わせの幅が広くて便利なアイテムですよ~。
ダウンベストの時期はいつ?ツイード&グレーのダウンベストのコーデ・着こなしを解説
Pコート×各種トップス
Pコートのデザイン上、ジャケット的にも着ることができます。
アウターonアウターもいいけど、シャツなどにガバッとPコートを羽織ってしまうのもなかなかいいですよね。
寒かったらニットを着込んで。
半袖トップス×Pコート
Tシャツやポロシャツなどの半袖トップスの上に直接、Pコートを羽織ったていいのだ!
室内と室外の寒暖差が激しいとき。外は寒いけど室内は暖かくてTシャツで過ごせるみたいなときに便利なコーデ。電車通学、通勤とかだとキビしいかな。
Pコート×各ボトムス
Pコートに合わせてはならないボトムスは特にないと思います。ただし、Pコートのダボっとしたデザイン上、ボトムスも中途半端にダボッとしているとバランスが悪く見えることがあるのでご注意を。
ダボッとしたカジュアルなボトムスを合わせて間違いだというつもりはありません。
アメカジ風にかっこよく着こなせる人はいると思いますが、自信がないならボトムスはタイトにまとめた方が簡単にバランスがとれます。
もしくは、中途半端にダボッとしたものではなく、あえてガウチョやワイドパンツにして全体をビッグシルエットにしてしまうか。それもまたバランスをとる必要はありますが。
意外とイケる!Pコート✕ショートパンツ
ショートパンツも意外とイケます。重みのあるPコートコーデの抜けになって面白い感じになる。ただし、これまたバランスをとるようにします。
靴はブーツなど重めのものにした方がよいと思われ。冬ならレギンスを組み合わせて防寒してもいいですね。女子ウケは望めないけど。
Pコート自体の着こなしバリエーション
Pコート自体の着こなしでも雰囲気をチェンジできます!
- すべてのボタンを留める
- 一番上のボタンを留めない
- エリを立てる
- フロントを開ける
チンストラップがついているPコートに限りますが、ボタンをすべて留め、さらにチンストラップをとめるとかなり暖かい。
エリを立てるとこなれ感が出る。
コーデを組むのがめんどくさいときはフロントをしめる。
ボタンを留めてしまえば中身は気にしなくてもよいというのも、Pコートを推したい消極的な理由です。
フロントを開けてインナーを見せると印象を変えられます。寒いけど。
小物でアクセントをつける
コートなど重めのアウターを着る季節は、とかくコーデもマンネリになりがち。コートを毎日とっかえひっかえするわけにもいきませんしね~。
へたすると毎日同じダウンジャケットを着て出かけているなんて人もいるのではないでしょうか。
そんなときは小物のチカラを借りましょう!
ストールやマフラーは数種類の色柄を持っていると、雰囲気を変えられるので便利です。
なじませたり目立たせたり工夫をしてみてください。
巻き方のバリエーションがマフラーより多い大判ストールがおすすめ。
また、バッグもよいアクセントになります。
なじませ色のバッグも着回しがきき便利です。でも、黒やネイビーなどの重苦しい色がメインになる冬だからこそ、鮮やかな色柄のバッグを仕込んでみてはいかがでしょうか!
小物だったらある程度色や柄で冒険しても痛手は少ないですよ。
ストールやバッグだけでなく、帽子なども雰囲気を変えられます。帽子もなじませ帽子や目立たせ帽子、いくつか持ってると便利ですよ~!
Pコートを選ぶメリットと他の重アウターとの比較
他の冬場アウターと比較して、Pコートのおすすめポイントをさらに解説します!
ダウンジャケットとPコートの比較
便利で手に取りやすい冬アウターの代表とも言えるダウンジャケット。でも、ダウンジャケットの着こなしはバランスがとりづらく意外と難しいのですよね。
実用的な防寒着としてはサイコーなのですが、ではオシャレに着こなせるかというと疑問が多い。
もちろん、ダウンをカッコよく着ている人も見かけますが。このブログは「メンズファッションのアイテムを最低限に厳選して着回す」という趣旨のブログです。
ダウンジャケットではなくPコートを選ぶ理由!
- ジャケット的着こなしができる
- キレイめカジュアルと相性がよい
- きちんとした場面にも対応可能
Pコートとダウンならば断然Pコートの方が着回しやすいのですよね。
ダッフルコートとピーコートの比較
厚手ウールのメルトン生地コートとして、Pコートとともに代表的なダッフルコート。
ダッフルコートではなくPコートを選ぶ理由!
- ジャケット的着こなしができる
- フロントをあけてのコーディネートが組みやすい
- よりきれいめで、きちんと感がある
Pコートがダッフルより着回しやすいのはエリの形状ですかね~。
インパクトが大きい分、ダッフルはPコートよりダサいと言われがちなアイテムのような気がします。
それに、丈の長いタイプのダッフルは浪人生っぽくなりがちで油断できないアイテムなんですよね……。
チェスターコートとPコートの比較
チェスターコートは強制的にエリ元からインナーが見えてしまうデザインです。だからエリ元を含めてのコーデもある程度考えなくてはならない。
一方、Pコートはフロントを全部しめたらインナーのコーデを考えなくてもいい!これはミリタリージャケットで、開襟のF2ではなくスタンドカラーのM65を選んだ理由と同じです。急いで出かけたいとき、便利じゃないですか!?
Pコートはきちんと感がある
Pコートのメリットのひとつは、カジュアルアイテムながらもきちんとした場面にも対応可能なところです。
なぜ、真っ先に、きちんと感のあるアイテムを揃えたいかと言うと、「イザというとき、困りたくない」からです。 スーツを着るほどでもないけど、ある程度はきちんとした服装にしたいときってありませんか?
ちょっとお高めのフレンチに行く
同窓会but場所が庶民派居酒屋
参加メンバーがどんな服装で来るのか情報がない休日の勉強会
「スーツじゃなくていいよ」と言われたものの普段着でいいとも、とても思えないゼミ面接
つまり、スーツと普段着の中間地点にある服装が必要なとき。
Pコートが最強というわけでもないのですが、少数精鋭で着まわすという目的に合致するアイテムなので重アウターとして採用しました~!
まとめ
防寒性があり、着まわしや対応場面の幅も広いPコート。着丈に注意すればスーツの上にもはおれます。使えるシーンはプライベートだけではないのだ。
Pコートだってダサいだろと言われてしまうとなんにも言えなくなるのですが、コートのなかでもジャケット的着こなしができるPコートに、着まわしの希望を託して採用します!
↑こちらはミドル丈。