こなれ感と制服着崩しに関連して、制服衣料メーカーのサイトが面白かったので脱線トークです。今日は厳選25着アイテムとは直接的には関係のないお話。主旨から外れまくってます。興味のない方は読み飛ばしてください。
この記事は以下の記事の続きです
こなれ感の記事で、制服の着崩しを例にとりましたが、制服衣料メーカーにとっては、ゆゆしき問題のようなのです。
正確に言うと、子供の制服の着崩しに眉をひそめる親や学校の声を受けて、制服衣料メーカーが着崩し問題をなんとか改善しなくてはと、対策に取り組んでいるようです。
以下、日本の制服衣料メーカー四強とされる、「カンコー」「富士ヨット学生服」「トンボ」「スクールタイガー」のサイトが着崩しをどう扱っているか紹介します。
って、興味ない人にはなぜ私がここまでこだわるのかイミわかんないですよね。
というわけで(?)スタート。
メーカーサイトその1:菅公学生服株式会社「カンコー」
生徒への聞き取り調査結果と教師への聞き取り調査結果。
制服着崩しの内容として、以下が挙げられています。
・スカートを短くする
・ズボンをずらして腰履きにする
・ネクタイ・リボンをずり下げる
・シャツのボタンを外して胸元を開ける
メーカーサイトその2:明石被服興業株式会社「富士ヨット学生服」
学生の制服着崩しに対するメーカー側のこと細かな対策。なんとか着崩そうとする生徒側の努力もスゴイですが、それにきめ細かく対応するメーカー側もスゴイです。
メーカーサイトその3:株式会社トンボ「トンボ」
とうとう着崩しがはっきりと断罪されてしまいました。
汚い、みだらなスタイルを「着崩し」と言うならば
着崩し対策をほどこした制服を生徒がさらにアレンジすることを、トンボのサイトでは「突破」と表現し、6つの「突破」の例を挙げています。
着用後わずかな日数で見事に突破されていました。
また突破されていました。
いたちごっこ感がよくつたわります。
富士ヨット学生服と同様、生徒たちのオシャレへの意欲のすごさを思い知らされます。私が生徒なら突破のための労力は別にふりむけたいです。
他にも、トンボは着崩していない3パターンを挙げています。
①超名門校
②生徒の希望にあった制服
③制服のない学校
③を着崩していないパターンに含めるべきなのかちょっとよくわかりませんが、③をのぞくと、着崩しを防ぐ方法は、学校のブランドにた頼るか、生徒の希望に合わせるかどちらかしかないようです。
ともかく、トンボの制服着崩しレポートのくだりは、四強のなかでは表現にエッジが効いてて、オモシロイ…。攻防に無関係だからオモシロイとか無責任なこと言えるんだよと問われるかもしれませんが。でも、なぜ表現がおもしろくなっているのかというと、
服着崩しをする生徒の側も、対策する学校やメーカー側も一生懸命だから。
まじめに一生懸命やっているのに、ポイントがずれていると、はたからみると面白く見えてしまう。
学生服を着ない客観的な立場になって生徒と対策側の攻防を見ていると、やはりずれていると感じざるをえないというか。トンボのサイトを見ると、そのずれを生徒だけでなくメーカー側も感じているようです。
メーカーサイトその4:瀧本株式会社「スクールタイガー」
あくまでメーカーのサイト上での着崩しの取り扱いを見ただけなので、実際のメーカーがそうだとは言えませんが、トンボが着崩しを断罪しているのと比べると、スクールタイガーは着崩し対策に力を注ぐと言いうより、生徒の好みによりそった制服作りを目指しているようです。
ですので、他社ほど、着崩し対策についての細かい記述がみつかりませんでした...。
以上、制服衣料メーカー四強サイトにおける制服着崩しの取り扱いでした。
さらに興味のない人にはどうでもいい、制服着崩し攻防の我流考察に続きます。